今回、全国B.M.C.の会長を仰せつかりました、ホテルオークラ東京の長野広起と申します。歴史あるB.M.C.の大任を拝命、精一杯この重責を果たしてまいる所存でございます、何卒、宜しくお願い致します。

　昨今の我々現場を取り巻く環境は、人手不足問題や働き方改革推進など、厳しい課題への対応が求められる中、本年2019年は、新天皇陛下の御即位、ラグビーワールドカップ開催など国家的行事に加え、消費税増税など歴史的な節目を迎えることとなります。

さらには、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催、2025年には大阪万博の開催と、MICE案件は大幅な増加の一途を辿っていくことでしょう。もはやバンケット国内市場のグローバル化は避けられない時代になることと思います。この激動の時代を乗り越えていくには、さまざまな視点から抜本的に体制を改善・強化していかなければならないと感じております。H.R.S.やB.I.A.としっかり連携をとり、定期的な情報共有と各種勉強会を開催することで、一人一人が高いスキルを習得し自身のサービスマンとしての価値を高めることが必要だと考えております。その積み重ねが、バンケットサービス業界全体の発展へと繋がり、ひいては各施設様のブランド価値向上、そしてB.M.C.の存在感や信頼感の強化に繋がると思っております。

　そしてなによりも、「現場力の強化」これに尽きると考えております。いずれにしましても、急務はこの全国役員と各地区の会長、事務局長がしっかりと連携を取り、直面した問題や目標に取り組んでまいります。